ペット(犬の種類)
シー・ズー(Shih Tzu)
(写真:ウィキペディアフリー百科事典より)
「チベットライオン」と呼ばれた犬
原産国/中国
体 高/オス、メスともに20cm〜28cm
体 重/オス、メスともに4〜7kg
被 毛/柔らかく、長くて豊かな上毛が全身に垂れる。
毛 色/様々な毛色が見られる。
中国の王宮で数百年に渡り飼育されていたペキニーズとラサ・アプソの交配によって誕生したといわれているシー・ズー。チベットの寺院から皇帝への貢物として世間にも広まって知られるようになりました。チベットの獅子狗(シー・ズー・クウ)と呼ばれていました。
1930年、イギリス人が持ち帰り、ヨーロッパに紹介しましたが、当時はラサ・アプソとよく似ていたため同一犬種として扱われていました。
アメリカ・ケンネル・クラブには1969年に認定され、日本にも昭和30年代の末(1960年代初頭)に紹介されました。
性格は陽気で活発ですが、飼い主以外には、簡単に気を許しません。それぞれの個体にもよりますが、そばに近づいてくるには、かなりの時間がかかります。
美しい被毛のシー・ズーには、毎日のブラッシングの手入れが基本です。ブラッシングは、被毛を美しくするほか、毛玉防止や皮膚に刺激を与え、活性化します。トリミングによって、短くなった被毛でも、毎日のブラッシングを行います。
被毛の手入れのポイントは、丁寧にコーミングとブラッシングをしてからシャンプー。シャンプー後は、乾いたタオルでしっかりと水分を拭き取り、ドライヤーで乾かします。被毛が乾いたら、ピン・ブラシで全体の毛を整え、毛のほつれをほぐします。コームで同じ手順を繰り返します。
毛のもつれがひどい場合はスリッカーや手でほぐしてからはじめます。小さな毛玉ができてしまったらハサミでカットします。飼い主の手に負えないような大きな毛玉ができてしまったら、プロのトリマーに任せた方が無難です。
小型犬のシー・ズーには、運動は室内や庭での運動だけでも足りそうですが、実際には、外出したがり運動も好きなので、毎日散歩に連れて行きます。屋外での散歩は感受性を養ったり、日ごろのストレス発散にもなります。